皆さん、Revolutをご存知だろうか?
こちらのカード、キャッシュレス愛好家の間でかなり話題になっているようだ。
という事で、今回はRevolutについて調べてみた。
興味のある方は、ご覧頂きたい。
目次
Revolut(レボリュート)とは?
Revolut(レボリュート)とは、イギリスに拠点とするデジタル銀行サービスのひとつだ。
あらかじめチャージしておき、決済に使うプリペイドカードのようなものと思ってよいだろう。
Revolutカードを使えば、月額25000円まで手数料無料で海外ATMからの現金引き出しもできるとの事(日本国内でのATM取引はできないので注意してほしい)
また、アプリ内で外貨に両替、海外の銀行口座に送金も可能だ。
Revolutにはスタンダード・プレミアム・メタルの3つの会員があるが、ここではスタンダードについて解説しようと思う。
Revolutの発行手数料や年会費は?
Revolutの発行手数料や年会費は、以下のようになる。
発行手数料
1枚目 無料
2枚目以降 500円
年会費
スタンダード会員 無料
Revolutの国際ブランドは?
Revolutの国際ブランドは、Visaのみになる。
Revolutの券面デザインは?
Revolutの券面デザインは、以下のようになる。
↓Revolut
Revolutの申込み方法は?
Revolutは、スマートフォンのRevolutアプリから申込み可能だ。
つまり、スマホがなければRevolutを発行する事はできない。
アプリは、iPhoneの場合はAppstore・Androidの場合はgoogleplayよりインストールしてほしい。
また、本人認証時にマイナンバーカードが必要となる。
あわせて、スマートフォンにて撮影した自分の顔写真も送る必要がある。
Revolutへのチャージ方法は?
Revolutを使うには、事前にカードにチャージ(入金)する事が必要条件となる。
チャージは、Revolutアプリの「ホーム」セクションよりおこなってほしい。
チャージ方法はクレジットカードorデビットカードになる。
そして、使用できる国際ブランドはVisa・MasterCardのみとなる。
また、Visa・MasterCardブランドでもチャージできないカードもあるので注意してほしい。
ANAVISAプラチナプレミアムカード、ANA VISAワイドゴールドカード、dカードプリペイド、ANAVISAプリペイドカード…etc
RevolutはApplePayやGooglePayに登録できる?
RevolutはApplePayには対応していないがGooglePayには登録可能だ。
GooglePayに登録するとオーソリとして200円が引かれるのだが、これがなかなか戻ってこないとの声を耳にする。
この場合は、Revolutアプリのチャット機能より問い合わせればすぐに返金されるようだ。
※オーソリ(オーソリゼーション)とは決済可能かどうかを確かめるための模擬決済の事
Revolutお問い合わせ手順
↓アプリ右下のプロフィール画像を選択し右上の「?」をタップ
↓「新しいチャット」を選択
Revolutのメリットは?
Revolutのメリットをいくつかまとめたので、参考までにご覧頂きたい。
外貨に両替できる!!
Revolutのチャージ残高は、アプリ内で外貨に両替できる。
日本円から外貨だけでなく、外貨から日本円にも両替可能だ。
通常クレジットカードで外貨決済をした場合は、1.3%ほどの為替手数料が発生するが、Revolutは0.5%で両替ができる。
外貨両替の手順
↓ホーム右上の国旗のマークを選択
↓両替したい金額を入力し、外貨を選択
ユーロ、英ポンド、UAEディルハム、豪ドル、カナダドル、スイスフラン、チェココルナ、デンマーククローネ、香港ドル、ハンガリーフォリント、イスラエル新シャケル、ノルウェークローネ、ニュージーランドドル、ポーランドズロチ、カタールリヤル、ルーマニアレウ、スウェーデンクローネ、シンガポールドル、タイバーツ、トルコリラ、米ドル、南アフリカランド
為替レートが一目で分かる!!
Revolutアプリを使えば、各国の為替レートを一目で把握する事が可能だ。
また、ビットコインやリップル、ゴールドにも対応している。
為替レート確認手順
↓ホームセクション右上の矢印のマークを選択
↓「コンバーター」タブより為替レートを確認できる
↓下記は米国ドルを「1ドル」に設定した際のレートだ
バーチャルカードが発行できる!!
Revolutのリアルカードを持っていなくても、アプリ内でバーチャルデビットカードを発行し、オンラインでの決済に使える(実店舗での決済はできない)
バーチャルデビットカードは即時に発行可能だ。
バーチャルデビットカード発行手順
↓「カード」セクションから右上の「+」マークを選択
↓バーチャルデビットカードを選択
↓「バーチャルカードを申し込む」を選択
↓「カード」セクションにバーチャルカードが追加される
↓カード画像をタップし「カード情報を表示」を選択すると、カード番号と暗証番号が表示される
↓セキュリティの強化された使い捨てバーチャルカードも発行可能だ(何度でも発行できる)
バーチャルカード使ってみた!!
Amazonでバーチャルカードを使ってみたが、問題なく支払いができた。
ここで少し頭を悩ませるのが、カードの名義人だ。
リアルカードには左下に名義人が表記されているのだが、バーチャルカードには表記されていない。
試しに名字だけ入力したところ払えてしまったので、どんな文字列を入力しても通るのかと思われる。
とはいうものの、名義人の欄はカード利用者の名前を記入するものなので、ローマ字表記でフルネームを記入しておくのが無難だろう。
↓アプリの「ホームセクション」に支払い履歴が表示される
↓バーチャルカードには記載されていないが、名義人の欄は自分の名前を入力すればOKだ
海外ATMから出金できる!!
Revolutカードを使えば、海外のATMからの引き出しも可能になる。
国内では、デビットカードからのチャージ残高はイオン銀行から出金ができるようだ。
Revolutのカード使ってイオン銀行ATMで🤑出来て草 pic.twitter.com/g4pUyTCLHF
— 院試合格 (@uh700) October 13, 2020
クレジットカードからのチャージ残高は出金できないので注意してほしい。
また、2020年11月9日よりプリペイドカード経由からも引出しや送金もふさがれるようだ。
友達や海外の銀行口座に送金できる!!
Revolutのチャージ残高は、Revolutを使っている友達や海外の銀行口座に送金可能だ。
国内の銀行口座への送金はできないので注意してほしい。
送金手順
↓「ホーム」セクションから「送金」を選択
↓友達や銀行口座への送金ができる
貯金箱機能が搭載!!
Revolutには、チャージ残高とは別に貯金箱機能が搭載している。
例えば、「月1回チャージ残高から500円貯金箱へ送金」「カード利用時に100円未満の端数を切り上げて貯金箱へ送金」といった指定もできる。
貯金箱の残高はいつでもチャージ残高に戻す事が可能だ。
↓貯金箱は「資産」セクション(左から2番目)から作成できる
貯金箱から残高に戻したい場合は?
貯金箱から残高に戻したい場合は、下記の手順を参考にしてほしい。
↓「資産セクション」より引き出したい貯金箱を選択
↓「引き出し」を選択しチャージ残高に戻したい金額を入力
↓チャージ残高に戻っている事がホームセクションより確認できる
Visaのタッチ決済が搭載!!
Revolutには、Visaのタッチ決済機能が付帯している。
サインや暗証番号は不要で、レジにあるリーダーにタッチするだけで支払いを済ます事ができる。
タッチ決済が使える店舗はまだ少ないが、Visaは世界的なブランドなので、今後加盟店は拡大していくと思われる(iDやクイックペイは国内でしか使えない)
Visaのタッチ決済は、下記のマークがある店舗で利用可能だ。
表参道ヒルズ、クリスタ長堀、JTB提供のC→REX端末を設置する旅館・土産物店、JapanTaxi*決済機付きタブレット搭載車両、マクドナルド、TSUTAYA、Hotel Villa Fontaine、エブリイ、Airport Limousine、アズナス、メガネストアー、ぐるなびPay、ジェーソン、ローソン、セブンイレブン、ミニストップ、セイコーマート、KIX(関西国際空港)、Phiten、ハブ、文教堂、イオン、マックスバリュ、ダイエー、まいばすけっと、ジェーソン、カスミ、マルエツ、すき家、餃子の王将、タリーズコーヒー、ドトールコーヒー、ほっかほっか亭、はま寿司、なか卯、ビッグボーイ、ジョリーパスタ、モスバーガー、ウエルシア薬局、ミネ薬局、ヒマラヤスポーツ、郵便局….etc
タッチ決済はセルフレジでも!!
タッチ決済は、セルフレジで利用可能な店舗もある。
イオンのセルフレジにて、タッチ決済の一部始終を撮影してきたので参考までにご覧あれ。
Visaのタッチ決済をイオンで使ってみた!!
Revolutのポイント還元率は?
クレジットカードは利用するとポイント還元されるものが多いが、Revolutカードは利用してもポイントは付与されない。
ただし、メタル会員に対しては1%のキャッシュバック特典が導入されるようだ。
クレジットチャージでポイントは貰えるの?
クレジットカードからRevolutにチャージすれば、チャージ元のクレジットカードのポイントが付与される。
例えば楽天カードからRevolutに2000円分チャージした場合、その1%の楽天ポイント、つまり20ポイントが進呈されるという事だ(ポイント付与対象外のカードもあり)
Kyashからのチャージはポイント付与の対象?
KyashからRevolutへのチャージもポイント付与の対象となる。
KyashからモバイルSuicaへのチャージはポイント付与対象外だが、Kyash→Revolut→モバイルSuica といったようにRevolutを経由することで、モバイルSuicaへチャージしつつKyashポイントを獲得する事が可能になった。
Revolut申し込んでみた!!
というわけで、管理人もRevolutを申し込んでみた(リアルカードは、アプリの「カードセクション」より申込み可能だ)
9月19日に申し込んで届いたのが26日なので、到着まで1週間といったところか。
【総評】
海外製なのでもっと雑なつくりかと予想していたのだが、質感はなかなか高い印象を受けた。
写真で見る以上にカードのグラデーションも鮮やかで、日本のカードには見られない色合いだ。
側面から見ると2枚重なってる感じで、強度もあるんじゃないかと思う。
入れ物もつくりがしっかりしていて、カードが出るときの「シュ」とした音が心地よくも感じた。
ちなみに、リアルカードを使うにはRevolutアプリの「カードセクション」より有効化する必要があるので、注意してほしい。
あとがき
いかがだっただろうか?
Revolutについてまとめると・・・
・Revolutとは、イギリスを拠点とするデジタル銀行サービスのひとつ
・スタンダード・プレミアム・メタルの3つの会員がある
・アカウントを開設できる年齢は20歳以上(学生は申込み不可)
・スタンダード会員の券面デザインは1種類のみ
・申込みにはスマートフォンとマイナンバーカード必須
・バーチャルデビットカードを発行すれば、リアルカードを持っていなくてもオンライン決済が可能
・リアルカードは申込みから1週間ほどで届く?(アプリの「カードセクション」より申込み可能)
・Revolutカードで海外ATMからの現金引き出し可能
・通常日本国内ATMからの出金はできないが、例外としてイオン銀行から引き出せる
・アプリから為替手数料0.5%で外貨に両替可能
・チャージ残高は、Revolutを使っている友達や海外の銀行口座に送金可能
・国内の銀行口座への送金はできない
・チャージ方法はクレジットカードorデビットカードのみ(JCB・AMEXは不可)
・VISAやMastercardでも登録できないカードもある
・国内発行のクレジットカードには利用制限がある
・デビットカードやプリペイドカードからのチャージ残高には利用制限がない
・ApplePayには登録できないがGooglePayには登録可
・Visaのタッチ決済が搭載
・Revolutで決済してもポイントはもらえない
・Kyashや楽天カードからのRevolutへのチャージはポイントがつく(VisaLINEPayカードからはつかない)
といった感じだ。
当記事は、Revolutの詳細が分かり次第、更新していく所存であるので、刮目して頂ければ幸いだ。
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