皆さん、ダイナースクラブカードはご存知だろうか?
こちらのクレジットカード、なかなか人気のようだ。
もともと関心があり、これからつくろうと思っていても・・・
「年会費や発行手数料はいくらなの?」
「家族カードやETCカードは発行できるの?」
「ポイント還元率はどれくらい?」
「貯まったポイントは何に交換できるの?」
「国内主要空港のラウンジが無料で使えるって本当?」
といったような疑問をお持ちの方も多いのではないかと思う。
そういった疑問に答えるべく、ダイナースクラブカードについて考察してみた。
興味のある方はご覧いただきたい。
なお、当記事は非常に長くなるため、一度、目次の方に目を通して頂ければ幸いだ。
カードの概要をいち早く知りたい場合は、目次の後方にある「まとめ」をクリックするとお分かりいただけると思う。
目次
ダイナースクラブカードとは?発行会社は?
ダイナースクラブカードとは、アメリカのカード会社ダイナースクラブと三井住友トラストクラブ株式会社が提携発行するクレジットカードである。
ダイナースクラブは国際ブランドのひとつでもあり、アメリカンエキスプレスと並ぶ高ステータス性を有するカードとして知られている。
ダイナースクラブカードの入会費や年会費は?
ダイナースクラブカードの入会費や年会費は、以下のようになる。
入会費
無料
年会費
24200円(税込)
ダイナースクラブカードの締め日や引き落とし日は?
ダイナースクラブカードの締め日や引き落とし日は、以下のようになる。
締め日
毎月15日
引き落とし日
翌月10日(金融機関が休業日の場合、翌営業日)
ダイナースクラブカードの国際ブランドは?
ダイナースクラブカードの国際ブランドだが、ダイナースクラブのみだ。
ダイナースクラブカードの券面デザインは?
ダイナースクラブカードの券面デザインは、以下のようになる。
ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカードの申し込み基準は?
ダイナースクラブカードの申込資格だが、「27歳以上の方」となっている。
年金受給者や個人事業主、派遣社員なども申し込めるが、審査に通るかどうかはまた別問題だろう(通らないとは言っていない)
↓ダイナースクラブ入会フォーム
審査期間は?どのくらいで届くの?
ダイナースクラブカードの審査期間だが、1週間~3週間ほどかかるとの事。
キャッシングを申し込んでいると、審査が長引く傾向にある。
審査通過後は、5日以内にカードが手元に届くようだ。
ダイナースクラブカードはポイントが貯まる?有効期限は?
ダイナースクラブカードを利用すると、100円につき1ポイントのリワードポイントが貯まる。
ポイントは、月の累計利用額からではなく、カード1度の利用ごとに換算される。
カード利用代金が100円に満たなかった場合は、切り捨てとなるので注意して頂きたい。
ポイントの有効期限が無期限なのは、メリットのひとつだろう。
リワードポイントの使い道は?
貯まったリワードポイントは、1ポイント0.3円でカード利用額に充当できる。
また、ギフト券や他社ポイント、マイルにも交換可能だ。
Amazonギフト券2000円分に交換する際は、5000ポイントが必要だ(還元率0.4%)
楽天スーパーポイント1000ポイントに交換する場合は、2500ポイント必要となる(還元率0.4%)
マイルは、1000ポイント1000マイルとして移行できる(還元率1.0%)
つまり、等価交換できるマイルが一番お得な移行先という事になる。
ただし、ポイントをマイルに交換するには年会費6600円(税込)のダイナースグローバルマイレージに登録する必要がある。
ダイナースクラブカードのメリットは?
ダイナースクラブカードのメリットを下記にまとめたので、参考までにご覧頂きたい。
ETCカードが無料!!
ダイナースクラブカードの会員は、発行手数料・年会費無料でETCカードを付帯させる事ができる。
本会員1人につき、5枚までのETCカードが発行可能だ。
↓ダイナースクラブETCカード
家族カードが発行できる!!
ダイナースクラブカードは、年会費5500円(税込)で家族カードも付帯できる。
最高1億円の旅行保険、空港ラウンジサービスといったように本会員とほぼ同等のサービスを受けることできる。
家族カードは、本会員の配偶者、両親、18歳以上の子供に対して発行可能だ。
エグゼクティブダイニング
ダイナースクラブカードのサービスのひとつとして、「エグゼクティブダイニング」なるものがある。
エグゼクティブダイニング対象レストランのコース料理が、2名以上で予約した場合、1名分の食事代が無料になるというものだ。
空港ラウンジサービス
ダイナースクラブカードの会員は、国内31空港・海外1000ヶ所以上の空港ラウンジが無料で利用可能だ。
利用できる国内空港ラウンジ一覧
新千歳空港、旭川空港、函館空港、青森空港、秋田空港、仙台空港、成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、富士山静岡空港、伊丹空港、神戸空港、関西国際空港、新潟空港、富山空港、小松空港、徳島空港、高松空港、松山空港、米子空港、広島空港、山口宇部空港、出雲縁結び空港、岡山空港、北九州空港、福岡空港、大分空港、長崎空港、熊本空港、鹿児島空港、那覇空港
手荷物宅配サービス
ダイナースクラブカード会員は、帰国の際、空港から指定の場所まで荷物1個の無料宅配サービスを享受できる。
対象となる空港は、成田空港(第1・第2ターミナル)、羽田空港国際線ターミナル、関西国際空港、中部国際空港になる。
Apple Pay(アップルペイ)に対応!!
ダイナースクラブカードは、Apple Payにも対応している(Google Payには非対応)
Apple Payは、対象となるiPhoneやApple Watchにクレジットカードを登録し、専用の端末にかざす事で支払いが可能になるサービスだ。
Apple Pay — クレジットカードやプリペイドカードを使いお店で支払う方法 — Apple
ApplePayに登録されたクレジットカードは、「iD」もしくは「QUICPay」どちらかに割り振られる。
ダイナースクラブカードの場合はQUICPayに割り振られるので、全国のQUICPay加盟店で支払いに使う事ができる。
会計の際は「クイックペイで!」と店員さんに伝えよう。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、イオン、マックスバリュ、ダイエー、THE BIG、まいばすけっと、ウエルシア薬局、サンドラッグ、スギ薬局、ツルハドラッグ、マツモトキヨシ、エクセルシオールカフェ、珈琲所コメダ珈琲店、ドトールコーヒーショップ、やるき茶屋、CoCo壱番屋、すき家、マクドナルド、モスバーガー、リンガーハット、いきなりステーキ、温野菜、ガスト、かっぱ寿司、牛角、サガミ、ジョナサン、ステーキガスト、バーミヤン、はま寿司、ロイヤルホスト、和食さと、和民、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、ジョーシン、ソフマップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、アップルストア、auショップ、TSUTAYA、ファッションセンターしまむら、六本木ヒルズ、快活CLUB、ジャンカラ、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、富士急ハイランド、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、イエローハット、ディズニーストア…etc
ダイナースクラブカードをApple Payに認証するには?
ダイナースクラブカードは、iPhoneの「Wallet」アプリよりApple Payに追加する事が可能だ。
詳細は、下記の動画を参考にしてほしい。
Apple Pay — クレジットカードやプリペイドカードを追加する方法— Apple
最高1億円の旅行保険
ダイナースクラブカードには、最高1億円の旅行保険も付帯している。
補償内容については、下記をご覧頂きたい。
国内旅行傷害保険
担保項目 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
入院 | 日額5000円 |
手術 | 手術の種類に応じて5万円・10万円・20万円 |
通院 |
日額3000円 |
海外旅行傷害保険
担保項目 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷害治療費用 | 300万円限度 |
疾病治療費用 | 300万円限度 |
賠償責任 | 1億円 |
携行品損害 | 50万円 |
救援者費用 | 300万円 |
ショッピング・リカバリー
ダイナースクラブカードには、ショッピング保険(動産総合保険)が付帯している。
国内・海外問わず、カードで購入した商品が90日以内に破損・盗難などの損害が生じた場合、年間500万円まで補償される。
本会員だけでなく、家族会員や対象となる商品の贈与を受けた相手にも適用される。
※免責金額1万円を自己負担する必要がある
3Dセキュア(本人認証サービス)に対応!!
ダイナースクラブカードは、3Dセキュアに対応している。
3Dセキュアとは、オンラインでの支払いの際、専用パスワードを入力して本人確認を行う「本人認証サービス」の事を指す。
仮に3Dセキュアに対応していない場合、カードを落としてしまった際、カード番号やセキュリティコード(裏面に記載されている3桁の数字)などの情報が第三者に知られ悪用される危険性がある。
しかし3Dセキュアに対応しているカードであれば、決済の際、本人にしかわからないパスワードを入力する必要があるのでなりすましを防ぐ事が可能だ。
ダイナースクラブカードを3Dセキュアに対応させるには?
ダイナースクラブカードを3Dセキュアに対応させるには、TRUST CLUBカード会員専用サイト「クラブ・オンライン」より登録する必要がある。
登録手順は、下記の動画を参照してほしい。
3DS JP v1
まとめ
いかがだっただろうか?
ダイナースクラブカードについてまとめると・・・
ダイナースクラブカード | |
券面デザイン | |
申込み条件 | 27歳以上の方 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 24200円(税込) |
国際ブランド | Diners |
ポイント還元率 | 0.4%~1.0% |
家族カード | 発行手数料:無料 年会費:5500円(税込) |
ETCカード | 発行手数料:無料 年会費:無料 ※5枚まで発行可 |
海外旅行保険 | 最高1億円(5000万円が利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 年間500万円まで補償 |
Apple Pay | 対応(QUICKPay) |
Google Pay | 非対応 |
限度額(総利用枠) | 一律の制限なし ※個別に設定 |
締め日 | 毎月15日 |
支払日 | 翌月10日 |
支払い方法 | 一回払い、ボーナス一括払い、リボルビング払い |
備考 | ・ダイナースクラブコンタクトレス(タッチ決済)が搭載 ・国内海外計1000ヶ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる |
といった感じだ。
ダイナースクラブカードは、ここにも書ききれないくらい多くの特典がある。
「ダイナース」は「食事をする人」という意味も含んでおり、その名の通り「食」のサービスも充実している。
また、近年は審査に通りやすくなっているようだ。
ダイナースクラブカード、興味のある方は利用してみてはいかがだろうか?